「まじめでいい子じゃつまんない」

 

田舎育ちで、何でもそこそこできる子だった私。

マラソン一番、かけっこ一番、絵や習字も賞をもらうのがふつう。

勉強もそこそこ。班長、リーダー・・・

さらには

「私が頑張れば親が喜ぶ。」

と、あきらめない気持ちまで持ち合わせた健気な子・・・(笑)

 

でも、だいぶ後になって、あるとき、ふと思ったんです。

ん?

なんでも真面目にやって、先生に言われるままに頑張って・・・

なんか、つまんなくない?

うん、つまんないわ~、わたし!って。

この「つまらなさ」って

いったい何?

それはきっと

自分が「感じるままに、やりたいことをする」

って視点がなかったから・・・

決まったことを、決まったようにやる。

そこに、「やりたいようにやる」とか、「自分がしたいことやる」って感覚がなくて、

主体性がなかったんですね。

怒られないように、嫌われないように、まじめに、やさしく・・・

私がほめてもらえば、親が喜ぶ・・・

でも、

そのときは、気づきもしなかったけど、

大人になった私が、

そんな自分をつまらなく感じたんです。

だからこそ、

自分の子どもたちには、

少々やんちゃでも、自由にのびのびと、

いっぱい失敗もケンカもして、

そのぶん成功体験も仲直りの体験もして、

自分たちらしく育ってほしいな~

と秘かに思っています。

願いが叶って、うちの子たちはかなり自由度高くて、母としては困ることも多々ありますが 笑

でも、

可愛い子には旅をさせよ、っていうじゃないですか。

あれ、ほんとだな~、大事だな~って思います。

いっぱい経験して感じた事こそが、力になるからね。

きっと、こんなふうに思えるのも、

過去の自分がいたおかげ。

(真面目は真面目で、もちろんOKなんだけどね)

 

そんな話を、ぽつっと夫に「あなたもじゃない?」って話してみたら、

「別に~」だって(笑)

 

いろんな考えがあるもんですね。

だからおもしろいんだけど。